EXHIBITION - 2017.01.05 - 2017.01.23 【Finished / 終了】
UTAGAWA NAOHIRO EXHIBITION “Assembly”宇田川 直寛 個展 「Assembly」
作品を作るときに大体において、これというものを作ろうと思っていない。
撮影した像や制作した立体物の目的や意図が何かという事よりも、
どうして制作行為をし何かを作り出そうとしてしまうのか、という疑問の方が大きい。
成果物の集合から、こういうものに興味を惹かれ生み出すことになった原因を遡って予見できないかと思っている。
― 宇田川直寛
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宇田川直寛は撮る。しかしその前に重要な行為があります。
宇田川の作品に写るモチーフは宇田川の手によって組み立てられたものがほとんどですが、その妙な造形物にはコンセプトや求めた形があるわけでありません。
無自覚に表出させた形を撮る。その一連の行為は無自覚に行われますが、無自覚に行うことこそを自覚的に“遂行”する手法は、音楽や美術でみられるサンプリングと通じます。
自身が言うように、彼の関心は行為に向いています。
写真という具体物を出現させるまでを往路というなら、何故作るという行為をしてしまうのかを読み解こうとする復路までが作家の作品です。
ポップにこめられた問いのループを空間全体を通して感じ、思考していただけると幸甚です。
- ■日程: 2017年1月5日(木)〜1月23日(月) ※火曜定休
- ■開場: 11:00〜20:00(最終日のみ 11:00〜18:00)
- ■入場: 無料
- <レセプション>
- 作家を交えてレセプションを行います。
どなた様もご自由に参加いただけますので作品を間近に鑑賞し、コーヒーやお酒を片手に特別な時間をお楽しみください。
- ■日程: 2017年1月6日(金)
- ■時間: 18:00〜20:00
- ■入場: 無料
宇田川 直寛/UTAGAWA Naohiro
写真家
1981年神奈川県生まれ。2004年、中央⼤学法学部卒業。
主な個展に、2014年「テーブルトップ」(Guardian Garden, Web Gallery)、2010年「DAILY」(明るい部屋)。グループ展に2016年「LUMIX MEETS/BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #4」(Josilda da Conceicao Gallery/アムステルダム、Yellow Korner Paris Pompidou/パリ)、「New Material」(Casemore Kirkeby/サンフランシスコ)、2015年「Foam Talent」(De Markten/ベルギー、Beaconsfield Gallery/ロンドン)、「STEP OUT! New Japanese Photographers」(IMAgallery)、「New Japanese Photography」(DOOMED GALLERY/ロンドン)。
2013年に『DAILY』(SPACE CADET)を刊⾏。
主な受賞歴に、2015年「Foam Talent Call 2015」、2013年キヤノン写真新世紀佳作(佐内正史選)、第8回写真 「1_WALL」ファイナリスト。